【守りから攻めへ】賃上げ・物価高騰は成長の好機!未来を切り拓く設備投資


【守りから攻めへ】
賃上げ・物価高騰は成長の好機!未来を切り拓く設備投資
解説:税理士法人日本経営
トータルソリューション事業部 MAS監査チーム
はじめに
多くの経営者様が、先行き不透明な経済状況や昨今の賃上げや原材料費の高騰に頭を悩ませていることかと存じます。しかし、この厳しい環境は、視点を変えれば、”自社を飛躍させる絶好のチャンス”かもしれません。
今年の『中小企業白書』でも、コスト増に直面する中で、「新規事業への挑戦」といった”攻めの投資”を行う企業ほど、売上を伸ばしている、というデータが示されました。今こそ、未来への一手を打つ時です。
そこで今回は、この逆境を追い風に変えるためのヒントと、その挑戦を強力に後押しする補助金をご紹介します。
自社が次の一手として何をすべきか、少しでも気になる場合は、下記のお問い合わせフォームより無料診断も可能ですので、是非ご活用ください!
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コスト増の時代を勝ち抜くカギは「攻めの経営」!
2025年版『中小企業白書』によると、価格転嫁が難しい中でも、多くの企業が賃上げに踏み切っています。しかし、ただコスト増を吸収するだけの「守りの経営」では、いずれ体力が尽きてしまうかもしれません。
このコストアップの波を乗り越え、持続的に成長している企業には、ある共通点がありました。それは、現状維持という選択をせず、果敢に「新規事業」や「新市場開拓」という未来への投資に打って出ていることです。
事実、事業の多角化に取り組んだ企業は、そうでない企業に比べて売上が増加傾向にあるというデータも出ています。厳しい時代だからこそ、既存事業の延長線上にはない、新たな価値創造への挑戦が、他社をリードする大きな原動力となるのです。
貴社の技術、人材、経験。その中にこそ、まだ見ぬ成長の種が眠っているはずです。
その挑戦を、国も全力で後押し!
「新しい挑戦の必要性は分かる。しかし、先行きが不透明な中でリスクは取れない…」
御社の勇気ある一歩を強力に後押しするため、国も後押しています。今まさに「中小企業新事業進出補助金(第2回)」が公募され、貴社の挑戦を待っています。
これは、昨年までの「事業再構築補助金」の流れを汲む補助金で、貴社の「未来を変えたい」という熱意を形にするための、強力な推進力になり得る補助金です。
眠らせているアイデア、温めてきた構想を実現させる絶好の機会と捉え、ぜひご活用ください。
【中小企業新事業進出補助金(第2回)概要】
項目 | 内容 |
目的 | 既存事業と異なる新市場・高付加価値事業への進出を後押しし、企業の規模拡大や生産性向上、賃上げを促進する。 |
補助上限額 | 最大 9,000万円 |
補助率 | 1/2 |
対象経費 | 新事業に必要な建物費、機械装置・システム構築費、広告宣伝費など幅広い経費が対象。 |
公募締切日 | 令和7年12月19日(金)18:00 |
公式HP | https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/ |
【第1回の採択率も公開!】
さらに、10月1日には、先んじて行われた第1回の採択者が公表されました!結果としては、3,006者の応募に対し、1,118者(37.2%)が採択されました。
この結果は、申請者数・採択率ともに、ものづくり補助金に近い結果で、省力化投資補助金の申請者数(2回平均で約1500者)を倍近く上回る結果となっており、新規事業に挑戦する事業者の多さを物語っているかと思います。
● 第1回公募 補助金交付候補者の採択結果
(中小企業新事業進出補助金サイトより)
ぜひ、あなたもこのチャンスを最大限に活かし、新しい未来への扉を開きませんか?
さいごに
補助金は、単に申請書を出せば採択されるものではありません。特に、新事業への挑戦を支援するこの補助金では、「なぜ今この事業なのか」「どうやって成功させるのか」を具体的に描いた、説得力のある事業計画が不可欠です。
私たちがお手伝いできるのは、申請書類の作成だけではありません。貴社の現状と未来への想いを徹底的にヒアリングし、「勝てる事業計画」の策定から、採択後の実行、目標達成までの進捗を管理するモニタリングまで、一気通貫で「伴走」いたします。
この厳しい時代を「最高の好機」に変えるために。まずはお気軽に、貴社のビジョンをお聞かせください。
企業経営の改善・税務顧問は、税理士法人日本経営
税理士法人日本経営
トータルソリューション事業部 MAS監査チーム
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