税理士の経営・財産・相続トピックスVol.065「数字は世界共通言語」
現在、インドのデリー、フィリピンのマニラ、ベトナムのハノイに、弊社の企業税務会計担当が駐在員として派遣されています。各地及び周辺アジア諸国に日本から進出する企業のサポート、進出後のビジネスサポート、税務会計サポートをさせて頂いております。
各国においては、現地のコンサルティング会社や監査法人と提携し、日本企業が元気に海外進出できるようにお手伝いをしております。私も年に数回現地を訪問して対応しております。現地では税務、会計、給与、などの会計顧問サービスを、日本と同じ品質で提供できるよう取り組んでいます。
しかしながら、現地には現地の文化と言葉があり、なかなか現実には難しいことばかりです。言語に関してはフィリピンはタガログ語、ベトナムはベトナム語、インドはヒンズー語、というように英語がビジネスで使われていると言ってもまだまだです。
このように難しいことは山ほどありますが、私たちの仕事は「数字」が共通語になるのです。どの国であっても数字は「0」から「9」です。
さらにビジネスの儲けを表す決算書の基本的な構成は同じです。どの国であっても儲けたか損したかは、決算書で分かります。ビジネスの結果は全て数字となって表現されるのです。言葉は通じなくともビジネスは通じる。
数字で本質を理解していれば全世界で通用するものだなと改めて実感します。
言葉は通じなくとも本質を体得しているものにとって、言葉の違いとは大きな問題ではないのかもしれません。会計が言葉の役割をしたり、技術が言葉の役割をしたり、他の能力で補っていける。
重要なのは、本質を見極め体得することだと、言葉の壁があることでより強く感じた次第です。日本だけではなく、世界で通じるプロとしての能力を高めていきたいと思います。
とはいうものの、同時通訳の便利なグッズが出てきているので、早くビジネスで実用化されることをSF小説の実現のように願っている、英語で苦しんでいるおじさんでした。
2019年2月1日
日本経営ウイル税理士法人
代表社員税理士 丹羽修二
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