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税理士の経営・財産・相続トピックスVol.096「もう盆と正月は一緒に来ない」

もう盆と正月は一緒に来ない

日本経営ウイル税理士法人
代表社員税理士 丹羽修二

昔は、豪華な食事やイベントがあると「盆と正月が一緒に来た!」というようなことを言いました。

現代の人はそんな言葉は使わないですね。

昨年からは、お盆も来ない、正月も来ない、クリスマスも来ない、が続きました。
次のクリスマスも盛大なイベントがやって来るのは難しそうです。でもサンタさんは来るかも知れませんけど。

会社のクリスマスパーティー、忘年会、新年会、歓迎会、送別会、納涼会、運動会、社員旅行にいつもの飲み会…。
どれも出来なくなりました。しばらくは難しそうです。

Web飲み会や食事会、私もやってみましたが、これはもう止めようと思いました。

福利厚生イベントは会社側の満足は高いが従業員側の思いは、「う〜ん」というケースもあります。

会社の歴史や文化が詰まった複利厚生やイベントも多くあります。
それを継続する考え方は重要です。

でも、それを変化させて発展させていく考え方はもっと重要です。

同じことをやっていると創業の先輩たちから「いつまで同じ古いことをやっとるんや!毎年変えろ!」と喝を入れられそうです。
そして「知恵出せ!」と。

福利厚生費は、その金額増減の変化を見るのではなく、内容、目的、効果、短期の狙い、そして長期の狙い、項目ごとに毎回見直しすることが重要です。

方法はドラマチックに変化させ、その理念は変わらないのではなく発展させていく。
福利厚生も今までの方法をドラマチックに変えるチャンスです。
そして福利厚生に詰まった理念を発展させるチャンスです。

飲み会なし、会食なし、それが考え方を変えるチャンスです。

でも、本音は「盆と正月とクリスマスが一緒に来て…」を願いたいですね。
そして、サンタさんがいつもより大きな大きなプレゼントを!

2021年9月1日

日本経営ウイル税理士法人
代表社員税理士 丹羽修二

本稿は掲載時点の情報に基づき、一般的なコメントを述べたものです。実際の税務・経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、税理士など専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

  • 事業形態 事業・国際税務
  • 種別 トピックス

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