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税理士の経営・財産・相続トピックスVol.078「目に見えない小さな小さな脅威」

オリンピックのお祭り騒ぎで1年が過ぎるのかなと思っていましたが、2020年は新型コロナウィルスで始まり、医療、経済、社会に多大な影響が出ています。

どのような終息をむかえるのか、そしてどのような回復を見出せるか、小さな小さな目に見えないウィルスの脅威に人類社会の弱さを感じます。

2011年3月11日の東日本大震災から9年が経ちます。

毎年のように自然災害が発生し、豪雨、夏の異常な気温上昇、大規模な山火事、地震…。

どれも防ぎようのない災害です。

その度に大きな被害を受け、地域に暮らす人々の生活や地域の企業活動に甚大な影響が出ています。

自然災害に対する防災としては、インフラや建物などの「物」を災害から防ぐ防災、災害が発生した時どのように行動すればよいのか予め備える防災、災害そのものを防ぐ防災。

地球温暖化が進み世界的な気温上昇がもたらす様々な災害に対応することも防災。

マイクロプラスチックがもたらす海洋汚染をはじめとする環境への影響も緊急課題となっています。

海外では水道水が飲めない国が多いのに対して、日本の公衆衛生は世界に類を見ないほど発達し日本全国隅々までインフラ整備されています。

そんな日本でも未知のウィルスに対する脅威は計り知れません。

世界に誇る日本の建築技術をもっても災害を防ぐことは難しく、諸外国においても災害対策は困難を極めます。

日々の生活や、事業活動において将来のために何を備えるか。

次の世代、その次の世代のためにどのような日々の行動をすべきなのか。

日々の経済活動において未来のためにどのようなことが出来るか。

自分の世代では個人の利益にはつながらないこと、自分の事業の世代では事業の利益にはつながらないことを次のさらにその次の世代のために何をすべきであるか。

事業において「リスクマネージメント」をいかにコントロールして持続的発展につなげるか。

いずれにせよ56年ぶりのオリンピックを楽しみにしている私のような1人の市民としては新型コロナの収束を願い、祈るばかりです。

2020年3月1日
日本経営ウイル税理士法人
代表社員税理士 丹羽修二

本稿は掲載時点の情報に基づき、一般的なコメントを述べたものです。実際の税務・経営の判断は個別具体的に検討する必要がありますので、税理士など専門家にご相談の上ご判断ください。本稿をもとに意思決定され、直接又は間接に損害を蒙られたとしても、一切の責任は負いかねます。

  • 事業形態 事業・国際税務
  • 種別 トピックス

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