税理士の経営・財産・相続トピックスVol.048「2度目の上海」
8月に久しぶりに無錫・上海を訪問しました。
いくつかの打合せがあり訪問したのですが、前回の訪問が十数年前でしたので、本当に久しぶりという実感です。
今年4月から当社に入社した中国出身スタッフのご家族ともお会いし、会食させていただきました。
私は下戸でお酒が飲めないのですが、飲まなければならない状況で、52°のお酒を頑張って飲んだのも久しぶりの実感です。
さて、上海では高級車が多く、ポルシェ・ベンツ・BM、日本より明らかに多く見かけました。
街中では、モバイクという自転車のシェアビジネスが広がり、自転車もシェア。コンビニをはじめお店やレストランではスマホ決済が主流となり、現金払いは少なく、クレジットカードも少数派かもしれません。
上海の監査法人・銀行・コンサル会社の第一線の方から、共通して言われました。
中国は日本人が経験してきたステップを超えて街が発展している、
日本人が過去の成功体験や論理でビジネスをすることは通用しない。現金もクレジットカードも飛び越えてスマホ決済が主流となり、モバイク等のシェアエコノミービジネスが台頭しています。
日本でもすでに教育や育成現場でも、それが顕在化していると感じられます。
我々の経験や価値観を超えたところで、若者の成長が進んでいるかもしれません。
小生をはじめ、ベテランや年長者は過去の経験、ましてや成功物語、今までの価値観を超えた領域でビジネスを創造し、商品開発・サービスを開発し、人材を育成する必要がある、
自分の経験や価値観を超えなければ通用しないと実感した2度目の上海でした。
2017年9月1日
税理士法人 日本経営
代表社員税理士 丹羽修二
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